フェザールスタの肖像

ギュスターヴはどこからか女用のマントを持ってきてくれてたので、城の外に出る前に羽織り、お礼を言った。

そのまま馬舎まで連れていかれ、馬を前にムリムリと首を振った。
大きな馬を見て、そばに寄るのも怖じけずいた。

「私は馬に乗れません!!」
「馬にも乗れないのか、家庭教師が聞いてあきれる。」

チータ顔のギュスターヴは、明らかに侮蔑した声で馬の上から見下げている、
くわぁ〜、ショックでなんだか感情が麻痺してたけど、段々周りが見えてくる。
ギュスターヴ、ムカツク。
< 47 / 94 >

この作品をシェア

pagetop