フェザールスタの肖像
「ナナ様…ですか?ギュスターヴ様、解りました。すぐにご用意致します。」
メイドは一礼するとパタンと扉を閉めて出て行った。
ギュスターヴがこちらに歩いてくる。
怖い顔のままだけど、少し落ち着いた様だった。
「ナナてっ…」
思わず聞いてしまう私。ナナはナナじゃなくて、
「違うのか?王子が呼んでいたから。でも、やっとテントで答えなかった訳がわかった。」
さっきの王子の声、聞こえていたんだ。ん?テントで言えなかった訳?
普通に答えるギュスターヴに名無しのナナ…シだとは言えなかった。
意地悪くニヤリと笑うギュスターヴ。
「アレ上手とは自分からは言えまい」
アレ?!アレてっなに?
メイドは一礼するとパタンと扉を閉めて出て行った。
ギュスターヴがこちらに歩いてくる。
怖い顔のままだけど、少し落ち着いた様だった。
「ナナてっ…」
思わず聞いてしまう私。ナナはナナじゃなくて、
「違うのか?王子が呼んでいたから。でも、やっとテントで答えなかった訳がわかった。」
さっきの王子の声、聞こえていたんだ。ん?テントで言えなかった訳?
普通に答えるギュスターヴに名無しのナナ…シだとは言えなかった。
意地悪くニヤリと笑うギュスターヴ。
「アレ上手とは自分からは言えまい」
アレ?!アレてっなに?