フェザールスタの肖像
なんだかニヤリとした顔を見て、これはラッキーなのかも?!と思い直した。
何か納得出来る訳がナナにはあるみたい。…でもさ、きっと良いことではないよね、あの顔は。

ベッド横の医師がアルベール王子に話し掛けたけど反応がないみたい、家来達に動揺が…。
「アルベール王子は大丈夫だよね?すぐ治るよね?」

ギュスターヴはベッドから目を離さず
「心配するな。後で部屋に行くから待っていろ。」

つぶやく様に言うとギュスターヴは私から離れベッド横に立ち、医師が手当てしている所をジッと見つめていた。
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