フェザールスタの肖像
「じゃ、エマもナナてっ聞いて同じ事を思ったの!?」

「アルベール様のー女性のご友人ーでしたら、出来過ぎなお名前です。」

カッーと顔が火照る。
私、王子の愛人扱いなの!?
「私はそんなー!」
暗い部屋での王子のキスを思い出して声が止まった。


エマは気にする事なく、

「まぁまぁ、それ以上は怒らずに。今夜はお疲れでしょうからドレスを着替えましょうか。何か替えのナイトドレスをお持ちします。」

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