フェザールスタの肖像
確かに狩りで汚れたドレスはホコリっぽい。

怒りが収まらない中、エマはそそくさと部屋を出て行った。
ベッドの天蓋に隠れる様に置かれた高台の鳥かごに気が付いた。
「良かったねぇ、食べられなくて。王子は大丈夫かな、お前はどう思う?」

何となく、話かける。
夜咲鳥はクイックイッと頭を傾げ話を聞いてくれてるみたいに見えた。

「名前を決めなきゃね。」

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