スキ☆キス
「ハァ?誰がアンタなんかと好き好んでキスなんかすんのよ!?」
お礼なんて理由がなきゃ、絶対こんな奴となんかするもんかっ
「意味わかんねー、じゃあ言ってんじゃねーよ」
「私はただキスが好きなだけだし!」
「おいてめっ…サラッと変態発言してんじゃねぇ!!」
そういえば、一琉とはもう1回キスしたことあるんだよね…
じっと一琉の唇を見つめる
「あ?何急に黙ってんだよ」
そういえば私、男の人とキスして普通でいられてるの
クミタンと一琉だけかも…
まぁ、クミタンは男の人って意識してなかったから別かもしれないけど…
「…お前、なんか顔赤くね?」
「へっ!!?」
え、うそ
慌てて自分のほっぺたやおでこを両手で触る
ほんのり熱いのは、きっと赤くなってる証拠
ありえないっ
ありえないから!
「こっ…これは別に!あんたのこと意識してるとかそんな訳じゃないからっ!!」
「……………」
「…………はっ!」
しまった