スキ☆キス
これじゃまるで、本当に意識してるって認めてるようなもんじゃん
「お前……」
「ちっ、違うから!!!」
そう吐き捨てて、急いで家の中に入った。
ありえないでしょ、だってあんなバカ…
「そうだドラマっ!」
もう他のことを考えようと、テレビをつけた。
『アタシってばなんであんな奴…でも、どうしようもなく好きなの』
―ﾋﾟｯ
速攻で、消しました。
なんなのそのセリフは…
タイミング、良すぎでしょ
だいたい、あんな奴好きになるポイントが見つからないしっ
人のことブスとか言うし
変なﾋｮｳ柄ｸﾞｯｽﾞばっか身につけてるし
まともにお礼だって言えないし
ほら、今までを思い返してみても、悪いとこしか出てこないじゃん
だからない!絶対ないっ!!
