スキ☆キス

隠し事

　


美奈の姿が見えなくなるまで手を振り、それからすぐに携帯を開く

宛先はもちろん美奈



「なんて送ろう…」

「へー、誰に?」

「うんとね、みな……」



そこまで言いかけて、ﾊﾞｯと後ろを振り返る



「な…なななな!!」

「…なんだ、友達いんじゃん」



私の携帯を覗き込みながらツッチーが言う

ちょっと!ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰの侵害っ!?

ってゆーか!!!



「なんでここにいんのぉ!?」



私はツッチーを指差して叫んだ。



「…え、なんでってｽﾄｰｶｰ中?」

「って、なんでそんな堂々としてんのっ!!」



犯罪!おもっきし犯罪!!



「それより二人が普通の友達に見えなかったけど…どういう関係?」

「ちょっと、話を流さないでよ」

「俺が聞ーてんだけど」



偉そうに私を見下ろす。

前までは、人のこと興味ないとか言ってたくせに