スキ☆キス
「別にぃ、知らなかったんだししょうがなくなぁーい?」
黙って話を聞いていたクミタンが、口を開く。
「俺も、誰が悪いとかないと思う!
それに、その友達も謝ったら許してくれたんだしさ、もーいいじゃんっ」
続けて達海が言った。
「…でも、信じていいのか?そいつのこと」
ツッチーは笑顔な二人とは対照的に、真剣な顔をして言った。
そいつ、って
美奈のことだよね?
「どういう意味?」
「普通ならそんなことがあったら、絶対許せねーし復讐してやるくらいの気持ちがあって当たり前だろ
なのにんなアッサリ許すっておかしくねぇか」
なんで、そんなこと言うの
「私は信じてるから、美奈のこと」
「だからそんな簡単に信じんなっつってんだよ」
「なんで…「あんたがそいつ傷つけた時みたいに、あんたも傷つくかもしれねーんだぞ」