スキ☆キス
「あれ?もしかして照れてる?」
「はっ!?照れてねーよバカっ!!!」
わかりやすー
絶対照れてるよ、この人
なんか、こんな一琉は新鮮
「でも耳赤いよぉー?」
「なっ!!?」
もう少しからかってみると、一琉は慌てて両手をハンドルから離し、耳をおさえた
あははっ、かーわいーいっ
………って、
「…ちょっと!!手!!!
なに離してんの!!?」
両手離しとか危ないっ!
「は?」
私の注意は、塞がれた両手によって一琉の耳には届いてないらしく
てか、注意するのが遅かったらしく
自転車はスローモーションで傾いていき…
―ガシャーンッ
見事に、倒れた。
「一琉のバカーっ!!!」