スキ☆キス
《第5章》
思い出の写真
泣きすぎて腫れた目
それを隠すために朝頑張って氷で冷やしまくって、やっと腫れがひいたのに…
「エリー目どーしたの?あ、もしかしてイッチーにふられた!?」
この男、達海は少しの変化も見逃さない
そしてタチの悪いことに空気がよめない。
「もしや図星!!?」
図星で悪いか
なに、そのいい笑顔は。
「もー、タツミンってばデリカシーがないんだからぁ。そっとしといてあげなよぉ」
クミタンが言う。
クミタンには一琉のことを諦めると告げた。
『玖海としては敵が減ってよかったけどねぇ』
なんていつもの調子で言ってたけど、やっぱり少し切なそうな顔をしてた。
「ラッキー!!それならさ、パパッと俺と付き合ってくれちゃえばいーじゃん」
相変わらずの笑顔で達海が言う
「ねぇ、タツミンてさぁ
ばかじゃないの?」