スキ☆キス
「ゃ…あの……」
あまりに強い目力に圧倒されて言葉をつまらせていると、達海が代わりに用件を告げた。
「あのさ、まだもってない?イッチーの写真」
「はぁ?」
ストーカーさんは眉間にシワを寄せて言った。
「誰が、嫌いな男の写真なんかいつまでも持ってんのよ」
「じゃっ、じゃあネガとかは…!?」
「そんなのとっくに捨てたよ、たぶん」
そんなぁ…
「たぶんってことはさぁ、まだあるかもしれないってことだよね?
一度、探してみてくんないかなぁ?」
顔の前で手を合わせてお願いする達海
「あんた、なんでそんなにあの男の写真が欲しいの?…ハッ、まさかボーイズラ「いや、違うから」
直ぐ様否定する。
「だって、好きな子のために何かしてあげたいって思うのは、当然でしょ?」
「達海……」
なんで、そこまで…