スキ☆キス
なんで、そんなに…
痒いセリフをサラッと言えるの?
「タツミン、クサイよぅ」
「え」
クミタンの言葉に、うんうんとうなずく。
「でもねぇ、玖海からもお願い
いっかいでいーから、探してみてくれないかなぁ?」
クミタンお得意の上目使い…
「玖海くんが言うなら…」
さすがクミタン、相手即答だよ。
でも、そういえばこの二人…いつの間にかメアドとか交換してるし、一体どういう関係なんだろう…
「あのさ、一つ聞いてもいいかな?」
私は小声で言いながら、ストーカーさんと二人で教室の外に出る。
「この前さ、ストーカーだってバレた時、クミタンに告ったの?」
実は少し、気になってたんだ。
「告白なんか、するわけないじゃん」