スキ☆キス
「とりあえず、みっけたらいたって言って!!」
「いた」
はやっっ!!!
「ドコ!?」
「…あの、白い携帯いじってるやつ」
「リョーカイ!!!」
俺はツッチーをその場に残して、その女の子の前まで行った。
「もしかしてー、今イッチーにメール送ろうとしてた?」
携帯の画面を片手で隠すと、その子は顔を上げて俺を見た。
「残念だけど、今日は俺たちと帰ってくれる?」
「…あなた、誰……?」
「安心しろ、怪しいモンじゃねぇ」
いつの間にか背後にいたツッチーは、何故か黒いサングラスをかけていた。
「いやっ!めちゃくちゃ怪しーし!!
しかもなんでサングラスかけてんの!?」
「俺の顔がばれないためだ」
「あなた、あの時の…っ!」
そしてめちゃくちゃばれてるー!!!