スキ☆キス
 


美奈と待ち合わせをしている場所に向かう



『許せないよ!!!』



思えば、あの日からずっと会っていなかった。

美奈に連絡をすると、意外にもアッサリと承諾をしてくれた。

それどころか



『あたしも、エリと話したいことがあった』



なんて言うから、私の緊張はピークに達していた。

でも何を言われても大丈夫だって、覚悟は出来てる

絶対にめげないって気持ちがある

だから…



「おい!!!」

「えっ」



聞き覚えのある声がして振り返るとそこには、膝に手をつき肩で息をしている一琉がいた。



「なんで…」

「お前っ、無事か!?」



息をととのえながら、一琉が言う。



「無事って…何が?」



急に、わけわかんない



「お前がなんか危ないって、アイツ、玖海が…」



私が?危ない?

それで、一琉は来てくれたの…?



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