スキ☆キス
過去の人
「というわけで、無事仲直りが出来ました。
お騒がせしました。」
三人の男の前で頭を下げる。
「よかったじゃーん!」
達海が笑顔で私の肩をバシバシと叩く。
「…ほんと、こっち迷惑かけられまくったけどな」
ツッチーは無表情で言う。
「じゃあー迷惑かけられたお詫びにぃ、エリリンのオゴリでどっか行こっかぁ!」
「なっ!なんでそーなんのっ!?」
のほほんとしながらとんでもないことを言い出すクミタン
でも私たちの周りにも"いつも"が戻ってきた。
「だってぇ、玖海たち友達でしょぉ?」
…っそんな可愛く首傾げてみたって無駄なんだからね!
「本当に、友達だと思ってんのかよ」
ふいに、私たちの誰でもない声が響く。
「あー!イッチー!!
どうしたのぉー」
「どうしたの、じゃねぇよ」
一琉が少し上からクミタンを睨みつける。
いつも、のはずなのに
一琉はいつもと違った。