スキ☆キス

　


「お前、本当にコイツのこと友達だって思ってんのかよ」



一琉の問いに、クミタンは首を傾げる。



「えー、なんのことぉ?」

「コイツが変な奴に絡まれてるかも、って時に何もしなかったくせに、本当に友達だって思ってんのかよって言ってんだよ」



私がなに…?

よく、わからない



「あのさ、一琉なに言ってん「うーん、好きな子よりぃ、同情して他の子とった人には言われたくないよぉ」



クミタンも、なに言ってんの?



「は?なに言ってんだよ」



これにはどうやら一琉も、わけがわからないみたい。



「そのまんまの意味だけど。もしかしてこんな簡単に言ってあげてるのにわからないの?」



でっ…出た!

裏クミタン!!


でも…なんか変。

今までは絶対に、一琉の前でそんなしゃべり方しなかったのに…