スキ☆キス
「あはっ」
女の子は手を口にあてて笑う
「エリリンて変ーっ」
あれ…
この笑った顔…
達海と、女の子を交互に見てみた。
やっぱり…
「似てる、達海と」
私は女の子を指差して言った。
女の子は一瞬目を丸くして、またすぐに笑顔に戻ると
達海の腕に自分の腕を絡ませた。
「当たり前だよぉー
だってークミタンとタツミンは双子だもぉーんっ」
「そゆことーっ」
クミタンて…
タツミンて…
二人とも、変な呼び名をつけるのが好きなんだ。
やっぱり、双子なだけあって似てるとゆーかなんとゆーか…
「ってえ、双子!?」
「エリー、リアクション鈍っ」