スキ☆キス
「わーいっ!クミタン、エリリンと親友になったぁー」
え、親友なの?
「よかったなー!」
ほわほわした雰囲気を残して、それぞれ自分の席に着く二人。
とりあえず納得してない部分もあるけど、私もそれに続いて自分の席に座る。
クミタンは、私の前の席だった。
「あっ、そぉだエリリンっ」
クミタンはクルッと私を振り返ると、真顔で言った。
「玖海(クミ)のイッチーに手出したら、マジただじゃおかないから」
え……
「わかったぁー?」
え…今のって…
「聞いてんじゃん、早く答えろよ」
「はっ、はい!!!」
クミタンが…さっきのクミタンは、男の人みたいな低い声だった……
え、二重人格?
え、てか玖海って名前なの?
え、てかてか一琉が好きなの?
センス悪いのにーっ!!?