スキ☆キス
ありえない…
クミタン一応かわいいんだから、きっともっといい人がいるはず…
「てことでーっ
帰りは二人乗りとかもち禁止だよーっ!代わりにタツミン貸し出すからぁっ」
クミタンが達海の肩をトンと叩く。
二人乗り禁止って…
もしかして昨日の見られてた?
え…さっそく監視されてたんすか?
「わ…わかりましたっ!」
やばい、逆らったらきっとこの世から跡形もなく抹消される…
まぁ、一琉に送ってもらわなくてもこれからの生活に支障はないから、いーけど
「クミタン、エリリンすきぃー」
「あ…あはっ」
そんなこと言われても、素直に喜べない自分がいた。
初の女友達のクミタンは、ちょっと…以上に変わった女の子。