スキ☆キス
私が答えると
達海は満足したような笑顔を見せて、徐々に近づいてきた…
そして私のオデコに達海のオデコがコツンと当たった。
「…じゃー試してみよっか?」
「なっ…何が?」
「俺には飽きないか」
達海は悪戯っぽく笑うと、目を瞑った。
「はい!いつでもいーよ!
ほら、ぶちゅっと!!」
「なっ…何言って…」
そんなこと言われたら…
抑えられなくなるんですけど
―ドクッ
やばい…やばいよ…
キス、してもいいの?
達海の唇を眺めていると、いつもの感じがくる。
欲しい
頭が、ぼうっとしてきた…
「邪魔」
その声に、ハッと目を覚ます。
「靴取りてーんだけど」
「つっつつつ槌谷くん!!!?」
声が、裏返る。
槌谷くんは私達のちょうど間にある自分の靴箱を無表情で開けて、乱暴に靴を地面に置いた。
てか…確実に見られたよね、今の