スキ☆キス
《第2章》

男と女

 


転校してきて1週間がたつ。

達海やクミタンと仲良くなって

この前は槌谷くんともようやく仲良くなれた。

ほんと、友達が出来て良かった。



「おい!!!」

「あ」



すっかり忘れてた、この人のこと…

ズカズカと勢いよく教室に入ってくる男、一琉。

一琉は私の目の前で立ち止まると、一枚の紙を見せた。

なに…?これ……



「俺の靴箱にラブレターを入れたのはお前かっ!?」

「は!?なにそれっ…」



私は一琉から紙を奪い取ると、内容を確認した。



「"バカっぽい所がカッコイイですね"…って」



軽くけなされてんじゃん



「これ書いた人って、完璧玖海のことライバル視してるよね…?」

「わっ…クミタンいつの間にっ!?」



私の肩に顎を乗せて、背後から手紙を覗き込むクミタンは物凄い恐ろしい目つきをしていた。



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