スキ☆キス
「大丈夫!!
私も槌谷くんのこと好きだし」
勝手に、わかったつもりになってるだけだけど。
「…別に、俺は好きとは言ってない」
一琉と同じことを言ってて、少し笑えた。
「二人ともおはよう!!」
達海が朝っぱらから元気すぎる強さで私と槌谷くんの肩を叩いた。
「おはよ、てか痛いし」
「あはは、ごめんごめん」
「用済んだし俺戻る…」
「えー!なんでツッチー
もっとしゃべってよ!!」
達海が槌谷くんの肩を揺する
槌谷くんは面倒くさそうにその手をはらっていた。
「あんなぶすっとした声のどこがいーんだろぉ」
そう言って前の席にクミタンが座る。
「え、何、達海って槌谷くんの声も好きなの?」
「らしーよぉ
まぁ玖海は"健人"なんてありきたりな名前絶対ヤだけどねぇー
それに、イッチーの敵は玖海の敵だよぅ」
クミタンは、槌谷くんのことを良く思ってないらしい…