スキ☆キス
決定、今日はもうずっと保健室にいる。
「すみませーん
寝かせてくださーい」
「あら、熱でもあるの?」
保健室に入ると、心配そうに先生が近づいてきた。
「いえ…あの
転校初日で気分が優れなくて…」
「そうなの…
あっ、でも私今からしばらく職員室にいなきゃならないから
その1番右のベッド"以外"を使ってちょーだい」
「はーい……」
「じゃあ、お大事にね」
保健の先生が出ていって、私は一度ため息をついた。
初日からこんなんで…
私これからうまくやっていけるのかな
―ギシッ グニュ
「え…ぐにゅ?」
マスクを外してベッドに腰掛けると、変な感触がした。
「重…い……」
「えっ!わ!!ごめんっ」
とっさにベッドからおりる。
目を擦りながら、半裸の男の人が起き上がった。
え…だって確か先生1番右のベッドを使えって……