スキ☆キス
「似合う?」
「やばいよーう!!」
なんか勝手に盛り上がってるし…
もう、なら勝手にしてください
「ふん、ダサ」
…どこからか、声がした。
見ると一琉の背後に腕を組んだ小さめの女の子が立っていた。
よく見ると、ピンクのヒョウ柄のリボンをつけていた…
もしかしてこの子…
「一琉をリスペクトしていらっしゃる?」
「は?なんでよこんなダサ男」
女の子はふんと鼻を鳴らして一琉を睨みつけた。
「またお前かよ」
「また?」
「こいつ、同じクラスの女
しょっちゅう俺にケンカ売ってきやがる」
そう言うと一琉は負けじと女の子を睨みつけた。
「同じクラスの女、じゃない
葛城結葉(カツラギ ユイハ)って名前がちゃんとあるんだから!」
女の子はさらに目力を上げる
いや、怖いって二人共。