スキ☆キス
 


指なんて、本当は切れてないけど

場所は保健室…
ちょうど、先生は不在だった。



「ふふふふふ…」

「うわ、俺超燃えてるし」



私はひたすらライターで写真を燃やしていた。

写真を1枚1枚燃やしていると、一琉の隣に私が写っている写真があった。



「あ、これはもらっとこー」

「なんだよ、お前本当に俺が好きなのか?」

「は!?なわけないじゃんっ…ってえ?」



"本当に"って?

驚いた顔で一琉を見ると、一琉はいつものように腕を組んでフンと鼻を鳴らした。



「バーカ、お前らの話最初から全部聞いてたっつーの。玖海も、俺も。」

「まじで!?」



うーわ私、かばい損?

ってか恥かしっ!!!



「ただ、お前がなんであいつかばってんのか理解出来なかったけどな」

「だって!可哀想じゃん!!
好きな人に自分の悪事がバレちゃうのって!」

「そう思うなら最初から悪い事なんかしなければいい」



いや、それは確かにそうだけどね



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