スキ☆キス
 


「男に二言はないよね、い・ち・る・さ・まっ」

「お前なぁ…」



一琉は眉間にシワを寄せて眉毛をピクピクと上下に揺らした。



「オゴるとは言ってねーぞ」

「焼き肉っ!焼き肉っ!」

「…っ…しょーがねぇ」



え!まじでオゴってくれんの!?

粘ったかいあったね!



「オゴリは金ねーからナシ
代わりにもっといーもんをやろう」



何かを思いついたらしく、一琉が口の端をつり上げる。



「えー焼き肉ぅー…」



期待させといてそれはナイっすよ一琉様ぁー



「文句言うならやんねーぞ」

「有り難くいただきます!」



貰える物は拒まず
が、私のモットーですから!!



「じゃー目瞑れ」



私は言われた通りに目を瞑った。



「てか、ヒョウ柄グッズとかだったらブッ飛ばすよ?」

「安心しろ、お前にヒョウ柄はまだ早すぎる」

「なにそれ…」



なんかハムスター柄の小物とか渡されたらどうしよう…



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