スキ☆キス

プレゼント

 


ツッチーは私のことが好き



「……………」



そう、確信したはずなんだけど…



「…人の顔ジロジロ見てんなよ」

「はいっ、すみません!!」



あれから1週間、何の変化もナシ。

どうやら、私の勘違いだったみたいです。


クラスの女の子たちには



『聞き出せなかったー。
なんか、好きな子にしか話したくないらしいよ?』



と事情を話し、納得してもらった。

私だけ聞いちゃって
少し、罪悪感みたいのがあるけど…



「エリーっ!!!」



叫び声と共に、突然背中にズッシリとした重みがかかる。



「うわっ、達海!何っ!?」



見ると、後ろから達海が両腕を私の首に巻き付けて抱きついていた。



「あのさあのさ、俺、エリーに相談があるんだっ」

「え?」



< 88 / 208 >

この作品をシェア

pagetop