スキ☆キス
プレゼント
ツッチーは私のことが好き
「……………」
そう、確信したはずなんだけど…
「…人の顔ジロジロ見てんなよ」
「はいっ、すみません!!」
あれから1週間、何の変化もナシ。
どうやら、私の勘違いだったみたいです。
クラスの女の子たちには
『聞き出せなかったー。
なんか、好きな子にしか話したくないらしいよ?』
と事情を話し、納得してもらった。
私だけ聞いちゃって
少し、罪悪感みたいのがあるけど…
「エリーっ!!!」
叫び声と共に、突然背中にズッシリとした重みがかかる。
「うわっ、達海!何っ!?」
見ると、後ろから達海が両腕を私の首に巻き付けて抱きついていた。
「あのさあのさ、俺、エリーに相談があるんだっ」
「え?」