プリンセスゲーム
大人っぽいと言うか、優雅な仕草にドキドキとしていれば、お祖父様と何か話をしていた郁様、そう。様と思わずつけてあげたい。
じゃなく、郁様が私の方を向く。
いきなり顔を向けないで!緊張する!
心の中で嬉し恥ずかしとナンデショ?なんて笑顔を隠せずにいれば

「良かったら散歩しませんか?
こちらにお戻りになられたばかりとうかがいましたので、二人で探検でもしませんか?」

にっこりと笑顔が付いたら断る事なんて出来ないデショ!

「是非ご一緒させて下さい!」

くすくすと静かに笑う郁様が差し出す手に誘われるままに庭へと足を向けた。
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