プリンセスゲーム
「あの、とりあえず着替えたいんですが…」

真っ白なかんわいい~なんて指挿して笑いたくなるようなパジャマの姿を着ているダメージに耐えながら、昨日着ていた制服のありかを聞けば

「お召し物はこちらのクローゼットに纏めて在ります。
御確認下さい」

案内されるままベッドから降りてついて行けば

「クローゼットぢゃないじゃん」

クローゼットとはなばかりの衣装部屋だった。

挙げ句にみた事のある服を発見。

「なんで私の服がここに…」

「家の者に言いつけてお嬢様の荷物は全て昨晩のうちに運びこませました」

にっこり笑ってよくやったと誉めてもらいたそうな顔にくらりと眩暈。

この笑顔に惑わされちゃダメよ私。

最強?な執事さんに私は良き主となれるのか不安は満載だ。
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