プリンセスゲーム

冷酷なまでの声でインターフォンから口を離し

｢そんなわけだ。鹿野の御仁が動いてる以上鹿野家は大丈夫なはずだ。上條の言いなりになる必要もない。いやならいやでさっさとあんなやつと手を切る方が鹿野の御仁にも迷惑にならない｣
｢迷惑にならないじゃないだろ｣

更に新たな声が飛び込んできた。
一体今度は誰?なんて入り口をふりむけば、身長が180cmあるんじゃないかというような大きな黒髪が似合う大人びた人だった

｢浩志が何でここに居るんだ?｣