『liar』
声をかけてみると、怯えた表情を見せるが、それが余計に俊弥の興味をそそった。


迂闊にも、心まで奪われてしまった。


例え犯罪でも、この娘にもっと触れたい………

そして………





約束の時間にやって来たユキを、自分の部屋へと連れて行った。


ワンルームのアパートの半分を占領しているベットの上に、ユキを座らせる。


学校で、クラスの子達が話していた。

ーーーセックスについて…


そう、ユキは、なんとなく分かっていた。


最初は、約束を破る事が“怖くて”出来なかった。


今こうして、知らない男の部屋に二人きり。


ユキは、今から起こる事を予感していた………





< 43 / 103 >

この作品をシェア

pagetop