『liar』
特定の彼氏が居なくなってから、どれくらいの男と関係を持っただろう。


もしかしたら、私があの場所で男を誘っている事は、知られているのかも知れない。

それでも、良い。

いつも手口は同じにしていた。




最初は、本当に車が故障して困ってしまい、立往生してる時に、一人の男が声をかけて来た。


メガネをかけて、優しそうな顔をした男は、朝まで一緒に時間を潰してくれると言う。


私は迷いながらも車に乗せて貰い、地元の、夜景の見える場所で、お互いの事を話していた。





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