仕組まれた恋愛 〜それでも貴方が…好き〜
しばらくすると コーヒーの良い香りがしてきた。 「どうぞ。」 「有り難うございます。」 俺はコーヒーを口にした。 「美味しいです。」 「お口にあって良かったわ。 ところで、 羽菜とはどこで?」 「この前の道は、僕の通学路なんです。 それで時々朝、会うようになって仲良くなったんです。」 「そうだったの。」 その時だった。 「ただいま。 っか、誰か来てるの?」 って、羽菜ちゃんが リビングに入って来た。 「羽菜、 柴田くんが来てるはよ。」 「柴田くんって???」