仕組まれた恋愛 〜それでも貴方が…好き〜
「君、名前は?」 「羽菜です。」 「花ちゃんか… 古風な名前だね。」 「今、花壇の花って漢字を 連想しました?」 「そうだけど? 違うの?」 「違いますよ。」 「じゃ、中華の華。」 「それも、違います(微笑)」 「わかんねぇ、 どんな字?」 「羽に、菜の花の菜で… 羽菜です。」 「可愛い名前だね。」 「有り難うございます。」 「俺は、時音。」 「ジオン?」 漢字の変換がわかんなくって、 彼を見た。