あなたの第2ボタンあたしの恋の行方
恋の始まり
あれは、中学2年生の時。
若葉がキラキラ太陽に反射して光る5月のこと。
「あ~あ、届かない~!!!どうしよう~??」
ぴょんぴょんと跳ねながらあたしは、そう呟く。
今日、日直のあたし。終わりの会が終わったから窓を閉めなきゃいけない。
同じ日直の男子は逃げちゃって…
仕方なく1人で頑張ってる。
周りのミンナは、見てみぬふりをして帰っていくし。
最悪…
そんなとき