あなたの第2ボタンあたしの恋の行方
恋の結末
「美波待ってよ。」


香織の声にも反応せずに走る。





「待って!!」


香織があたしの手をつかんで離さない。



「もう、嫌だよ。あたしの恋、否定された……」



あたしの涙は止めどなく流れる。



すると、香織がギュッとあたしを抱きしめてくれた。



「大貴くんは、最低だよ。美波の恋を踏みにじって。美波、泣いていいからね。あたしが、胸を貸す。」







あたしは、香織の胸の中で泣いた。



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