あなたの第2ボタンあたしの恋の行方
〇〇公園は、あたしの家の近くで走って5分後の所だった。





夕焼けでオレンジ色に染まる、公園。








ベンチに加藤大貴くんが座ってた。
制服のまま……






「…用って何??」



息を整えて、ゆっくり加藤大貴くんに近付いて聞いた。




心臓は、バクバクで今にも、破裂しそう。






「来てくれたんだ。…ありがとう。」





そう言って、あたしを見てベンチを立った加藤大貴くんの、制服の第2ボタンは無かった。


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