あなたの第2ボタンあたしの恋の行方
「また、大貴くんの事考えてたでしょう~??」



図星を言われてしまった。


「うっ……うん。」


窓際で友達とじゃれあっている加藤大貴くんをチラリと見て答える。



「本当、そんなに好きなら話しかければいいのにぃ~。」



「いや、無理だから。」



内気な性格で頼まれたら断れない。だから、学級委員も先生に頼まれてしてるし、友達だって、香織だけ。
人に話しかけるのは、恥ずかしくって無理。
だから、加藤大貴くんの事も眺めてばっかり。



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