キミじゃなきゃ……。
「えっ??いいよ-……」

「どこ行こっか♪♪」

あたしの言葉なんて
無視して歩くお姉ちゃんに少し、ムッといじけて見せる。

「―じゃあ、プリクラでも撮ろっか♪♪」

「えっ…。いいけど…」
友達と繁華街に行って、プリクラ撮った事も
買い物をした事もない
あたしはとてもワクワクしていた。

「ほら-、撮るよ?カメラ見て!」

「えっ…カメラ-??」

―カシャッ♪―

「あ-!!!あたし半目になってる!!!」

「愛理の顔ウケる-♪」

そして楽しい時間も
過ぎていって、
気が付けばもう夜の8時だった。

「―そろそろ帰ろっか……。」

「うん、そだね」

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