キミじゃなきゃ……。
そして、
お気に入りの
黒のロ-ファ-を
久しぶりに履き、
学校へ向かった。

校門前まで来ると
担任の村岡が
「おぉ-、柊来たのかぁ-!!」な-んて
のんきに笑ってる。


いつもなら「はい……」と答えたかもしれない。でも、あたしは亮に出会えて変わったんだよ。

あたしは自信満々で
こう言った。

「はい!!大好きな人に会いに来ました♪♪」

さすがにキョトンとする村岡を無視して、
靴箱へ向かう。

「あれ??あたしの靴箱ってどこだったっけ??」

久しぶりの学校。
何もかも、懐かしい。


別に、卒業した訳でも
ないのに……。
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