キミじゃなきゃ……。
そして
あたしには
新しい彼氏ができた。

―陸―

あたしより7才年上で
性格も
ルックスも
ごく普通。

でも彼はあたしを
普通に愛してくれた。

あたしも
その愛に答えた。

~~~♪

ケ-タイの着信音が
部屋に響き渡る。

「あっ、もしもし??」

「もしもし、俺だけど今から遊ばない??」

「あ-…いいよ……。」

「んじゃあ、迎えにいくわ。」

「ん-。分かった……」

そう言って、
あたしから電話を切る。

10分もしない間に
陸のオ-プンカ-が
あたしの家の前に
止まる。


~~~♪

「はい」

「俺だけど、着いたよ」

「分かった。今行くね」
家を出ると
外で陸がタバコを吸ってあたしを待っていた。

「おまたせ」

「遅い…。まぁ、乗れ」
「うん……」

あたしはそう言って、
いつもの助手席に座る。
「ねぇ、ドコ行くの??」
「考えてねぇ~よ」

「んじゃあさ……。ショッピングセンタ-でいい??」

「いいけど…。」

気の乗らない返事を
する陸。

そりゃ-さ…
女の買い物に付き合うのってだるいかもだけどさぁ……。もっと楽しそうな顔してくれたっていいじゃん??

な~んて思ってる間に
地元のショッピングセンタ-に到着。

「着いたよ」

「ありがと」

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