キミじゃなきゃ……。
てかあたし
もともと
真面目ちゃんだからさ
絶対時間厳守なんだよね遅刻とか
できないし。
相手に悪いって
思っちゃうし。


どんなに、
変わってもやっぱ
どっか、真面目ちゃんが残ってんだよね。

そんなところに
陸の車が
あたしのすぐそばに
止まる。

あたしは、
手を振って
陸の車に駆け寄る。

「陸お待たせ」

「お-…」

「待った??」

「お-…てかいっぱい買ったな~……何買ったの??」

「えっと…ワンピとTシャツとネックレスと化粧品」

「んじゃあこれで足りる??」

陸があたしに
渡したのは一万円札。

「何で??」

「足りない??」

「いらないし」

「だって愛理、バイトしてないじゃん??だから」
< 27 / 98 >

この作品をシェア

pagetop