キミじゃなきゃ……。

第三章 幸せな日々

家に戻ってすぐにあたしは陸に別れを告げた。

陸は薄々あたしの
気持ちに気づいていたらしい。
だから陸はあたしに
最後「幸せになれよ」と言ってくれた。

……陸。
ありがとう……。
陸は優しくて
でも少し不器用で…。

あたしはこれから
亮と幸せになるんだ…。

それからすぐに
亮にメ-ルをした。

【TO:亮】
【本文】
さっき陸と
別れました。
それに美緒にも分かってもらえてよかった


……ふとメ-ルを
読み返す。

どうしよう??
やっぱりこのハ-トマ-クおかしいかな………??

いきなりハ-トは
引くかなぁ??

な~んて
考えていたら
すぐに1時間が過ぎた。
そして
悩みに悩み
何回も何回も
書いたり消したりを
繰り返し、ようやく
納得のいくメ-ルができた。


【TO亮】
【本文】
さっき陸と
別れました。
美緒にも分かってもらえて良かったです!

……送信っ!!

―ピロリン♪
すぐに浮かび上がった
【送信完了】の文字

やっぱりそっけなかったかな??

な~んて
いまさら後悔。

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