キミじゃなきゃ……。
な~んて
のんきにお昼寝。

窓際のあたしの席は
ポカポカと日が当たって【ついつい寝ちゃう席No.1】だ。

てか窓際の席の子は
み~んな寝てる。

本当、この席は反則だよ

そしてあたしはまた
小さな寝息をたてる。


―キ-ンコ-ン…

チャイムの音で
目を覚ます。

ぼ-とする頭。

また寝ちゃった…。

監督の先生は
何事も無かったかの用に教室を去って行く。

「ぅんん-……」

大きく伸びをして
また席に座る。

「愛理-♪」

突然名前を呼ばれて
あたしが振り向くと
美緒が笑顔で手を振っている。

あたしは小さく
手を振り返した。

「愛理ずっと寝てたでしょ?美緒も寝ちゃった♪だって自習って嫌いだもん―……」

「あたしも!!!」

「ねぇ、次の科目なぁに??」

「えと-…社会!……だと思う………」

「あたし社会嫌い―」

「あたしも-……」

「てかみんな何してるのぉ-???みんなもおいでよぉ-♪♪」

美緒の周りで
様子を伺っていた
女子に美緒が手招きをする。

それに従うように
6人くらいの女子が
あたしの机を取り囲む。
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