キミじゃなきゃ……。

「みんなぁ♪暗いよぉ－……??」

「えっ、だって……」

「あっ、あたし別に好きな人ができて亮の事フッちゃった♪♪」

満面の笑顔で
笑う美緒。

「え－。そ-なの??」

「そうだったんだぁ-」

「てか美緒の好きな人ってだぁれ??」

「……えぇ-。内緒だよぉ～～」

美緒はあたしの方を
チラッと見て
ウインクをする。



「んでぇ～愛理が亮と付き合う事になったんだってぇ～～」

「え～マジで!!?」

「あっ……。」

すごい視線にあたしは
思わず後ずさりをする。
「なぁ-に逃げてんの」

「そ-だよ!!」

「ゴメンなさい……」

あたしはあまりの迫力に思わず謝る。

「はぁ-?何謝ってんの～??」

「そ～だよ」

「おめでとう!!愛理。」
「おめでと-」

美緒を始め、
たくさんの女子が
あたしの事を祝福して
喜んでくれた。

「……ありがとぉ～」

「良かったね!!思いが伝わって♪」