キミじゃなきゃ……。
とは言ったものの
門限がなくても
だいたい6時ぐらいが
普通だった。

「プリクラ撮ろっか♪」
「えっ、いいけど……」
あたし達はノリノリで
ゲ-ムセンタ-に向かった

ゲ-ムセンタ-につくと
いろいろなゲ-ムの音が入り混じった騒音が
聞こえる。

隣を歩いている
麻衣の言葉も
聞き取れない。


プリクラコ-ナ-につくと女子高生達で賑わって
いる。

あたしは
高校生ばかりで
少し気まずくなりながら麻衣と一緒に機種を選ぶ


「…愛理はどれがいい??」

「あたしはどれでもいいよ………。麻衣は??」

「じゃあさ、いっせいの~で決めようよ」

「いいよ、じゃあ……」
「「いっせいの~で」」

二人で声を揃え
あたしは1番近くの
機械を指差した。

隣の麻衣を
見ると麻衣も
あたしと同じ
方向を指している

「キャハハ♪一緒じゃん♪♪」

「始めから言えば良かったのに~♪」

「じゃあこれでいいね」

あたしと麻衣は
指差した機種に入り、
少し乱暴に
コインを入れる。

―ピロリン♪―

コインを入れ終わると
前のスクリ-ンに
たくさんのフレ-ムが
出てくる。


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