キミじゃなきゃ……。
すごいなぁ-
と感心しながら
横目でチラッと
麻衣を見る。

確かに麻衣は
スタイルもいいし
顔もすっごく可愛い。


あたしとは月とスッポンぐらいの差がある。


同じ
中学生とは思えない。

「愛理、フレ-ム選んで~☆」

「えっと……」

あたしは
急いで
可愛い背景を
選んでタッチする


そして
あたし達はまた
後ろに下がって
ポ-ズをとる。

なんだかポ-ズをとるなんてモデルになったみたいでとても楽しい。


もともとあたしは
写真を撮られるのも好きだからプリクラ自体に
抵抗はない。


そして最後のラクガキもほとんど麻衣任せ。

あたし
こ-ゆ-のって
苦手だから。
ヘンになったら
嫌だしね。


そして3回
プリクラを撮って
あたしたちは
ゲ-ムセンタ-を出た。


「ご飯食べる??」

「えっ、晩ご飯??」

「当たり前じゃん、今からお昼ご飯??」

「外食ってヤツ??」

「うん、そう♪」


「いいよ!」

「本当?やったぁ-!!」

麻衣はその場で
ジャンプして
とても喜んでいる。


あたしは
ずっと、ファミレスで
たまっている人達に
憧れていたから
今日それが
実現するんだと
心の中で喜んだ。

「じゃあ、どこ行く??」

ここはショッピングセンタ-だからいろいろな
食べ物屋さんがある。


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