キミじゃなきゃ……。
「あっ、わりぃ~オヤジ!!オレ部屋にケ-タイ忘れたわ!!」

車に乗り込む直前
オレはケ-タイが
ないことに
気がついた。

「すぐ戻るから」
オレはそう言うと
自分の部屋に行き
枕元に置いてあった
ケ-タイを握り
ズボンのポケットに
入れた。


「お待たせ!!」

「あぁ、早く行くぞ」


オレは
急いでオヤジの車に
乗り込んだ。

車の中では
お互いに何も
話さなかった。

しばらく
無言が続きオヤジが
近くのパ-キングで
何か食べようと
提案した。

オレも正直
お腹がすいてたから
承知した。


パ-キングの中の
レストランには
トラックの運転手たちでにぎわっていた

時間は
11時ちょっと前。

しかも今日は
休日なのに
家族ずれは少なかった。
「おい!!亮、食券買うから何がいい?」

「オレ、きつねうどんでいい」

オレは
そう言うと
近くの土産売り場を
見に行った。

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