キミじゃなきゃ……。
オレは
そのメ-ルも削除した。

そして最後のメ-ルは
由紀菜からだった。

【本文】
亮……。今日は
ありがとう!!
もし向こうで
辛いことや
悲しいことや
くじけそうなことが
あったらいつでも
由紀菜に相談してね!
あたしは亮の
彼女なんだから☆
それじゃあまた♪




………由紀菜…。
由紀菜はオレを
救ってくれるの??

オレの気持ちを分かってくれる??

オレの味方で
いてくれる??


ねぇ…………。


オレは
気がつくと
由紀菜に電話していた。
-プルルル…プルルル…
長い呼び出し……。
いないのかな?
そう諦めかけた時

「…………亮??」

由紀菜が出た。

「うん、今大丈夫??」

「…うん、平気だよ」

「あの…さ…」

オレは全て
由紀菜に話した。

由紀菜は
オレの話を黙って
聞いてくれた。

「それは亮が自分で出した答えでしょ??だから今そこにいるんじゃないの?自分で決めたんなら迷わないで…ただ突っ走ったらいいんだよ。クラスの男子にはあたしから言っとくから」

「オレ………」

「何悩んでるの?亮は大丈夫……。だってあたしの彼氏だもん!!みんな怒ったりしないと思うよ」
「由紀菜……ありがとう……」

「うん…」

由紀菜は
恥ずかしそうに
言った。

「ありがとう…また連絡するね」

「うん、バイバイ」

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